炭酸泉は頭皮以外にも様々な分野で活躍します!
治療に使われてきた炭酸泉
炭酸泉で特に有名なドイツをはじめ、ヨーロッパでは古くから病気の治療に使われてきた炭酸泉。
それは文字通り炭酸のお風呂のことで、ちょうど温かいラムネのお風呂に入った感じというのがぴったりですね。
通常、医療機関などで利用されているのは、1リットルのお湯に1g(1.000ppm)以上の炭酸ガスが溶け込んだ高濃度炭酸泉。
市販の炭酸ガス入浴剤の約20倍、しかも溶け込んでいるので気化しづらい。
実は炭酸ガス(二酸化炭素)は皮膚から体内に浸透できる数少ない物質で、炭酸泉に入るとそのお湯に溶け込んだ炭酸ガスが経皮吸収され、毛細血管などにしみ込み、酸素欠乏だと勘違いした体は、たくさんの酸素を運んでくるように毛細血管を広げ血流促進する、というのが炭酸泉の体にいいといわれるメカニズムとされています。
ですから医療界で動脈硬化や心臓病、糖尿病などに幅広い効能が報告されている所以ですね。
また、炭酸泉のphは肌にやさしい4.5~5程度で人間の皮膚や髪とほぼ同じ。
だから肌を引き締めるアストリンゼン効果ですべすべになったり、皮膚組織の酸素量が増えて血液ばかりでなく体液の循環も促し、代謝を向上させ胃腸などの内臓の働きによく作用し、ニキビや吹き出物の原因にもなる消化不良・便秘などの改善につながるわけです。
手荒れにも効果的
炭酸泉をサロンでメニューにしてすぐ現れた現象がスタッフの手荒れの改善でした。
お客様の施術をしているスタッフの血行を促してくれたり手をきれいにしたり。こんなの今までにはなかったこと。
そして、炭酸泉は脂汚れを分解するのでお客様の頭皮の毛穴が非常にきれいになる。
また、頭皮のにおいに非常に有効。
炭酸泉でスパをしたあとは残留シリコンやワックスなどの化学物質等も除去されて、まるで素髪に戻った感じがします。
昨今の、なんでも髪に付着させたり浸透させたりする技術に慣れてしまった私たちがはっとする、忘れかけていた髪本来の美しさ。
しかも使用するのは炭酸ガスのみ。
気体だから体内残留がなく非常に安全なのも私が惹き付けられた大きな要因でした。
(一部(ほんとうにいい!炭酸泉)ベースボールマガジン社より抜粋)